canonicalとは
canonicalページとは、複数URLにわたるの同じ内容のページの中で認識してほしい代表的なページ(URL)のこと。
例えば商品の並び換えページ のような場合
価格順・人気順・コメントが多い順・新着順など色々なURLパターンが存在するが提供する内容自体はそう変わらない。
こういう場合に使用します。
http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo
http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=price
http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=popular
http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=comment
http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=new
上記のURLの中で一番ピュアなURLで認識させるなら、以下の記述を全並び替えパターンのソースに表示させる。
<link rel="canonical" href="http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo" />
人気順のURLで認識させるなら、以下の記述を全並び替えパターンのソースに表示させる。
<link rel="canonical" href="http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=popular" />
またセッションIDをURLに付加させている場合や
http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=popular&sessionid=6adfa5amattcuttser7ada5da7ee
<link rel="canonical" href="http://www.example.com/shoping.php?item=mattcuttsseo&sort=popular" />
/(スラッシュ)統一させたい場合にも使えますね
http://www.example.com/shop/index.html
<link rel="canonical" href="http://www.example.com/shop/" />
具体的なSEOの目的としては、内部リンクによって引き渡される『リンクジュースの分散を 防ぐ=まとめる ため』に使用している方が多いです。
挙動をまとめる
- canonicalを認識されやすくするには<head>~</head>セクションの先頭辺りにcanonicalタグを記述する。
※関連情報
Googleがrel=”canonical”タグを無視する時とGoogleにrel=”canonical”タグを確実に認識させる方法 - canonnicalの概要ではあくまで『サイト管理者からの提案』ですが、かなり強力に作用する。記述ミスは命取りです。
※関連情報
rel=”canonical”タグの誤用でインデックスから消滅 - canonnicalページに自分自身のcanonical属性のタグが表示されても問題はない。
※関連情報
「rel=”canonical”」で自分自身のURLを示すのは良い手法? 悪い手法? - 商品一覧ページのような複数ページを1ページにまとめるcanonicalは最適ではない。
※関連情報
ページネーションにおけるrel=“canonical”タグの正しい使い方 at SMX West 2011 - canonical属性の指定値が数回ジャンプしていても追う事はできるが推奨しない。
- canonical属性の指定値が存在しなかったら従来のアルゴリズムを使用して優先するページの特定する。
- canonical属性の指定値の記述は相対リンクでも絶対リンクでも可。絶対リンクを推奨している。
- canonnical属性のタグは<head>~</head>セクションに記述する。
- Googleモバイルの検索結果にもcanonical指定のURLで反映されている。
- 異ドメインページの指定もできる。
※関連情報
Google、ドメイン間の rel=”canonical” タグのサポート開始
その他参考記事
素晴らしくわかり易いcanonical属性の説明記事を以下で紹介しておきます。
Googleからのcanonical属性の説明はこちらです。